借金の返済は一本化

借金返済は、一本化と債務整理のどちらがオススメなのでしょうか?

将来的に返済が楽になるのはどちらでしょうか・・・

一本化VS.債務整理。
気になりますよね。

また、それぞれのメリットとデメリットも気になりますね。

この記事では、それらの疑問について考察。
一本化と債務整理どちらが結果的に良いのかを比較してみました。

複数社からの借り入れがあり、多重債務に悩んでいるなら必ず参考になる内容です。

では、参りましょう。

そもそも『借金の一本化』とは何?

借金の返済を一本化するとは、文字通り複数社からの借金を『まとめて一本にする』ということを指します。

一本化という言葉が馴染みなくとも、『おまとめローン』という言葉なら聞いたことがあるかもしれませんね。
いくつもの正規の貸金業者(消費者金融など)から借入をしてしまい、いわゆる多重債務に陥った場合の選択肢の一つです。

借金返済を一本化する場合のメリットとデメリットは?

4つのメリット

① 金利が低くなる

一本化により金利が低くなるのは最大の魅力です。

しかし、必ずしも金利が低くなるとは限りません。
あなたの属性(貸し金業者の評価)が低いと判断されれば、低い金利を提案してくることはないでしょう。

ちなみに、銀行系の金利よりも消費者金融系は金利が高いと言えます。
つまり、現在借り入れしている業者よりも低い金利の『おまとめローン』を利用しなければ、メリットは生まれないと言えます。

② 毎月の返済額が少なくなる

いくつもの貸金業者から借金をしているケースだと、それぞれの貸金業者で決められた最低額を毎月返済しなければいけません。

1社だけならまだしも、多重債務の場合は各貸金業者への毎月の返済額を全て合計すると、結構な負担になってしまいます。
一本化すると返済先は1社となり、月あたりの返済額が減る可能性があります。

例えば、今までは月あたりトータル返済額が6万だった場合、一本化によって5万になったというような感じです。

③ 借金返済の管理が楽になる

複数の借入先があると、とにかく毎月の返済が面倒です。

各貸金業者の返済日が違えば返済し忘れたり、土日を挟む場合には日にちをずらして返済したり、何度も銀行やATMに行く手間がかかります。
しかし、借金を一本化することで借金の返済日は月に1度だけとなり格段に楽になることができます。

④信用情報に傷がつくことはない

借金の返済を一本化すること自体は信用情報に傷がつくことはありません。

おまとめローンで返済を一か所にしただけの話ですので、スムーズに完済すれば問題ありません。
ただし、延滞が60日(2ヶ月)~90日(3ヶ月)続くと信用情報機関に登録されると言われていますので、既に長期延滞している人は要注意。

ちなみに、日本の信用情報機関は3つありますが情報交流していますので、延滞等の情報は各信用情報機関で共有されています。
詳しくは日本信用情報機構(JICC)の公式サイトにて確認することができます。

【国内には3つの信用情報機関があります】
・(株)日本信用情報機構(JICC)
・(株)シー・アイ・シー(CIC)
・ 全国銀行個人信用情報センター

引用:日本信用情報機構
「他信用情報機関との情報交流」
https://www.jicc.co.jp/whats/about_06/index.html

5つのデメリット

① 審査が厳しい

銀行系は、銀行系は審査が厳しいことで知られています。

金利が低い金融機関の審査ほど厳しいものと覚えておくと良いでしょう。
金利の低い銀行系ではなくとも、既に借入が5社を上回っているケースでは一般的に審査は通りにくいとされています。

② 借金が減るわけではない

借金を一本化してまとめただけなのに、借金が減った気になって新たに借入をしてしまう人も少なくありません。

借金返済を楽にするために一本化したはずが、一本化する前よりも借金が増えてしまうという苦境に陥るわけです。

そんな状況になれば本末転倒です。

特に借金癖のある人は十分に注意しなければいけません。

借金返済の一本化は借金が減るわけではなく、あくまでも返済先を1つにまとめただけという事を絶対に忘れないようにしましょう。

③ 金利は低くなるが利息は増える可能性がある

低金利になる点は良いのですが、返済期間を長く設定してしまうと逆に利息が多くなる可能性があります。

例えば金利14%で300万の借金をしたとして、毎月10万円返済しているケースだと利息は713,923円になります。
それを金利が12%で毎月5万円返済のローンに一本化した場合、利息は1,604,323円になってしまうんですよね。

この例は極端なので普通はここまで差が出ることはないですが、場合によってはこのような現象が起こる可能性は大いにあるということを知っておきましょう。

ちなみに、おまとめローンは総量規制の対象外となっています。
銀行系だけではなく消費者金融系でも行うことが可能です。

④ 状況が一本化する前より悪化してしまう可能性あり

おまとめローンは、話が大ごとになってしまうケースがあります。

たとえば、保証人が必要となり他人を巻き込んでしまったり、不動産を担保にするなどです。
その結果、一本化する前よりも状況が悪化することだって有り得ます。

そのような結果になる前に、司法書士や弁護士に相談してから行うのも一つの方法です。

⑤ 減らせる借金をそのまま返済してしまう可能性あり

おまとめローンで現在の借金を返済することになります。

引き直し計算はされません。
つまり、債務整理にをすれば減らせる借金であっても、減らさずにそのまま返済することになります。

これが任意整理をした場合だと利息をカットした状態で借金を返済していくことになりますので、借金を減らした状態で返済していく形になります。

借金返済の一本化の審査に可決する人・否決する人

一本化の審査に可決する(通る)可能性が高い人、否決になる(通らない)可能性が高い人を分かりやすくまとめました。

可決する可能性が高い人

一本化の審査に通りやすい人の共通点は、以下の3つ。

① 勤続年数が長い

審査通過の重要なポイントの一つとして『勤続年数』があります。
どれだけ同じ職場で働いてきたのかという点は、審査に大きな影響を与えると言われています。

② あなたの返済履歴が綺麗

過去に消費者金融やカードローンなど、滞納などが一回も無い状態が理想です。
返済期日をきちんと守って返済してきた実績があれば、一本化の審査では評価が高くなるとされています。

③ 残債(借金の残高)が少ない

一本化の審査では現在の借金残高が少ないほど通りやすいとされています。
目安としては、審査の段階で借金額が年収の3分の1以下だと可決する可能性は大きくなるでしょう。

否決になる可能性が高い人

審査に通らない人の共通点は以下の3つです。

① 嘘の申告をする人

勤続年数や年収、現在の借金額について都合良く嘘の申告をする人は審査に通りません。
『この内容ならイケるだろう!』と嘘の申告をしたところで、信用情報機関からも確実にバレてしまいます。

② 収入証明書が出せない人

収入証明を出せない人は、審査にも影響すると言われています。
逆に言えば、収入証明を出せる人は審査において強いアピールになると言えます。
審査は『返済能力』が鍵になります。
それを証明できる収入証明が出せない人は、審査が通りにくいというより一本化ローンの特性上、審査の論外となってしまうかもしれません。

③ 過去の信用情報に難ありの人

過去、信用情報でトラブルがあった人は審査に通りにくいと言われています。
5~10年前までさかのぼり、過去に債務整理をしていたり、半年以上の滞納をしていた場合などは審査に通るのは難しくなります。

借金返済の一本化をする際の注意点

おまとめローンは審査に通りそうなタイプを選ぶこと

収入、勤続年数、固定電話の有無、保険証の種類や借入件数など、総合的に考えて審査に通りそうなローンを選びましょう。

多重申し込みは厳禁

短期間でいくつもの審査を申し込んでいる場合は、審査に通る可能性は極めて低くなります。

短期でいくつも審査を申し込んでいるということは、お金に困っている証拠と判断されて『返済能力がない』と見られてしまうからです。

それゆえ、手当たり次第いくつも短期で申し込むことは控えましょう。

借金の返済は一本化と債務整理どちらが返済が楽になる?

結論から言うと借金の

結論から言うと、借金の返済は一本化するよりも『債務整理』の方がデメリットが少ないし返済は楽になると言えます。

債務整理のメリット・デメリット

借金の返済を一本化する以外に有効なのが債務整理。
この債務整理にもメリットとデメリットがありますので確認しておきましょう。

債務整理のメリット

・任意整理は家族や周囲にバレずに手続きできる

・任意整理は利息をカットできる

・個人再生と自己破産は大幅に借金を減額できる

・弁護士や司法書士に依頼をすれば督促が止まる

・過払い金があると判明すれば払いすぎた利息分を取り戻すことができる

・頑張って払ってるのに全く借金が減らないという闇から抜け出すことができる

債務整理のデメリット

・専門家に依頼をすれば費用がかかる

・個人再生と自己破産をした場合は周囲に知られてしまう可能性大

・自己破産をした場合は借金がチャラになる代わりに財産を失う

・一定期間は新たにローンを組んだりクレジットカードを作れなくなる

・個人再生と自己破産をすれば官報に載る

借金の返済を一本化するのと債務整理の違い3つ

借金の返済を一本化するのと債務整理とでは、大きな違いが3つあります。
比較した内容を見やすくまとめました。

① 審査があるかないかの違い

まとめローンには厳しい審査がありますが、債務整理(任意整理の場合)は誰でもできるのが特徴です。

債務整理は4つの種類があります。
その中でも任意整理は最も一般的な手続きです。

借金の利息をカットして3~5年かけて返済していくのですが、弁護士や司法書士に依頼して行う際には審査などはありません。
ただし、仕事をしていてもしていなくても、毎月安定した収入があることが条件となります。

和解交渉によって決められた毎月の返済額を払ってさえ行ければ誰でも手続きが出来ます。

② おまとめローンには金利が発生するが、債務整理に金利は発生しない

おまとめローンは、あくまでも複数社から借りている借金を一本化するというだけの話。
なので一本化しても金利が発生します。

一方、債務整理には金利は発生しないので利息もつきません。
つまり、それ以上借金が増えることはないのです。

③ 借金返済は一本化より債務整理の方が返済しやすくなる

これまでの内容から考えると、金利が発生する一本化より、金利が発生しない債務整理の方が返済は楽になるといえます。

借金の返済を一本化することは月あたりの負担は軽くなり、月に何度も返済に行く手間は省けますが借金自体は減るわけではありません。
債務整理ならば利息がカットされたり大幅に借金が減ることになるので、借金返済だけを考えれば将来的には楽になると言えます。

一本化に力を入れている金融会社と手続き方法は?

一本化に力を入れている金融会社を『銀行系』と『消費者金融系』に分けてまとめました。

手続き方法も併せて確認しておきましょう。

銀行系おまとめローン

オリックス銀行 オリックス銀行カードローン

金利 年利1.7%~17.8%
最大限度額 800万円
手続き方法 ネットからの申し込み
申し込み条件

年齢→満20歳以上69歳未満
毎月安定した収入があること(専業主婦(主夫)、学生の方は除く)
日本国内に在住であること(外国籍の方は、永住者または特別永住者であること)
オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられること

楽天銀行 スーパーローン

金利 1.9%~14.5%
最大限度額 800万円
手続き方法 ネットからの申し込み
申し込み条件

日本国内に居住の20歳~62歳までの方
日本国内に居住している人(外国籍の方は、永住者または特別永住者であること)
お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けることができる方

りそな銀行 りそなフリーローン

金利 6.0%・9.0%・12.0%・14.0%のいずれか
最大限度額 500万円まで
手続き方法 ネットからの申し込み
申し込み条件

お申込時の年齢が満20歳以上、満66歳未満の方で、最終ご返済時の年齢が満71歳未満の方
継続安定した収入のある方
社所定の保証会社の保証を受けられる方

消費者金融系おまとめローン

アイフル おまとめMAX

金利 3.0%~17.5%
最大限額 800万円
手続き方法 ネットからの申し込み(カード発行は来店か郵送か選べる)
申し込み条件

満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方でアイフルの基準を満たす方

プロミス おまとめローン

金利 6.3%~17.8%
最大限度額 300万円
手続き方法 自動契約機または店頭窓口から申し込み
申し込み条件

年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方
※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合は申し込み可能

一本化しない方がいい人のケースは?

誰でも借金の返済を一本化すれば良いというわけではありません。

中には一本化しない方が良いケースもあります。
一本化しない方がいい人は以下の4つの条件に当てはまる人です。

① 収入が不安定:一本化しても返済が終わるわけではないから
② 低金利で借りている:一本化しても元金が減るわけではないから
③ 長期間遅延状態:審査が否決になる可能性が極めて高いから
④ 借入件数が4~6件:審査が否決になる可能性が極めて高いから

まとめ

一本化することはメリット

借金の返済を一本化することはメリットだけではなく、デメリットもあると理解して頂けたと思います。

良心的な金融機関のおまとめローンを利用すればメリットはあります。
しかし、正しく選ばなければ逆効果になる可能性もあります。

審査も厳しいので多重債務に陥っている場合には簡単にいかないことが予想されます。

あなたの場合は、一本化と債務整理のどちらがお得かを、借金整理の経験が豊富な弁護士や司法書士に、相談してみるのが良いかもしれませんね。

相談料金が無料の弁護士や司法書士もたくさんありますので、さっそく相談してみると良いでしょう。