ヤミ金の手口
あなたはヤミ金の手口をご存知ですか?
最近のヤミ金は非常に巧妙です。
自分のことをヤミ金からお金を借りるほどバカじゃないと思っていませんか?実はそんな人でも知らない間にヤミ金に手を出していた、なんてことが実際に起こっているのです。
なぜ、そんなことになってしまうのでしょうか?
ヤミ金の主な手口としては、まずFAXやDM、張り紙などで「低金利、即日融資、審査激甘」などといった言葉でアピールしてきます。
しかもその金利は1.0~3.0%程度という銀行でもあり得ない低金利なのです。
お金に困っていたら、“低金利”“即日融資”“診査激甘”なんて言われると、つい話だけでも聞いてみようかと電話をかけてみたくなりますよね。
ところが、電話をかけてみると、「審査の結果、ウチでは融資できません。」となってしまうのです。
やはり、こんな良い条件では無理か・・・と思っているところに、「ウチでは無理ですが、知り合いの業者であればなんとか可能かもしれません。」と別の業者を紹介するわけです。
が、実は、別の業者とは言いつつ本当は同じ業者で、そこから借りることになるのです。
金利の説明は不十分で、契約書にその旨を小さく記載されているだけ。そして紹介料という名目でも最初に訪れた業者に支払いを請求されます。
そうやって結局ヤミ金から借りてしまい、芋づる式に借金が増えてしまうのです。
返済できなくなるのは時間の問題です。返済できなくなると今度は厳しい取り立てがあり、周囲を巻き込んで返済を迫ってくるのです。
そんなヤミ金には引っかからない、そんな怪しい業者には手を出さない、という自信がある人もいるでしょう。
ですが、今のヤミ金は手口が巧妙です。
実際にある優良貸金業者のロゴマークなどを使って、しかもその貸金業者と同じようなチラシを作り、あたかも同系列であると思わせてくるケースもあります。
実際にそのチラシを見ると、やはり騙されてしまいそうな内容なのです。
ですから、ヤミ金と思ってお金を借りていない人も多く、実はヤミ金だったということも少なくないのです。
お金を借りる場合には、細心の注意を払って業者を選ぶことが大切ですが、それでもヤミ金に引っかかってしまったら、ヤミ金対策のプロに相談しましょう。
やはりプロはプロです。悩みを解決する合法的な提案してもらうことができます。
ヤミ金を見抜く方法
ヤミ金には騙されたくないと思っても、今のヤミ金は非常に巧妙な手口をおこないますので、なかなかわからないものです。
ですが、それでもいくつかヤミ金を見抜く方法があります。
まず、お金を借りる時には、貸金業者の営業所に行くことになると思います。
その際に正式な業者の場合なら「貸金業者登録票」が掲示されているはずですので、これを必ず確認してみましょう。
「貸金業者登録票」は都道府県に申請をして正式な貸金業者であると認められた業者にしか掲げられないものです。
この登録票があるのか、そして本当に登録されているのかが大切なポイントになります。
「貸金業者登録票」がなければヤミ金を疑いましょう。
ただヤミ金によっては貸金業者登録を受けているところもあります。
それだと、騙されてしまいますが、その場合でも住所や電話番号などが正しいものかどうかも確認してみましょう。
賃貸契約を交わす時に契約書もしっかり確認する事も大切ですが、細かく記載されているのを確認するのは時間がかかります。
また、契約書は専門用語ばかりでわからないこともあります。
そのため契約書だけでは見抜くのは難しいと思います。
一番アバウトでありながら、意外と簡単に見抜ける方法としては、低金利、ブラックOKなどという甘い話を謳っているところです。
消費者金融でも18.0%ですから、知名度のない貸金業者が1~5%の金利で貸すなんて頃はまずあり得ないと思った方が良いでしょう。
またブラックリスト(正式には信用情報機関の事故情報)に載っている人は借り入れすることはまずできませんので、それでも借りられると謳っているのは間違いなくヤミ金です。
ヤミ金に騙されないためには?
ヤミ金に騙されないための方法としては、絶対にヤミ金に手を出さない、ということが第一です。
「そんなの当たり前だ」とか「自分は大丈夫」と思う方もいるかもしれませんね。
確かに、聞いたことがない貸金業者からは絶対に借りないという事が大切なのですが、実は今のヤミ金はそう簡単にヤミ金だとはわかられないように巧妙になってきています。
有名な消費者金融のチラシ等を使って、あたかも系列会社であるように仕向けているので、引っかかってしまうことがあるのです。
ヤミ金に騙されないというと、「ヤミ金からお金を借りても騙されないように」と思う人もいますが、ヤミ金はその道のプロですから、ヤミ金から借りただけで騙されてしまいます。
ヤミ金側からすれば、契約書にもその旨を記載しているのだから、騙していないというかもしれません。
もちろん、契約書通りであれば騙したという事にはならないのでしょうし、ヤミ金のスタイルから言えばそれが普通となるでしょう。
ですが、それでも法律で決められた上限金利をはるかに超える金利ですし、嫌がらせや執拗な取り立て、暴力行為なども違法になります。
では、どうやったら騙されないのでしょうか?
それはヤミ金以外の貸金業者からお金を借りることです。
騙される、騙されないではなく借りない事が大切で、ヤミ金から借りれば、返済できなくなるのが目に見えています。
借りるのであれば、今の段階では銀行や信用金庫、信用組合などから借りる、それが無理なら、大手の知名度のある消費者金融から借りましょう。
ヤミ金では、大手消費者金融と偽ってチラシを出すことがありますが、今のところまだ大手消費者金融に似せた無人契約機などはありません。
今後そのようなものが出るかどうかはわかりませんが、今のところは有名な消費者金融の無人契約機であれば騙される事はありません。