あなたは、競売という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
競売とは、住宅ローンの滞納が続いた場合、保証会社が「これでは返済が出来ない。
不動産を売却して返済に充てよう」と考え、執行裁判所により実行される不動産売却方法のことです。
「競売にかけられている物件は、安く購入出来る」ということを聞いたことがある方もいると思います。
つまり、競売とは、買う側にとってはお得ですが、一方の売る側にとって競売は、損な取引とも言えるわけです。
競売をさける方法
では、この競売をさけるためにはどうすればよいのでしょうか?
競売をさけるためには、競売がはじまり落札前日までに債務者に相談をし、競売取り下げを行っていくことが必要です。
競売が開始された場合、6カ月程度で開札となりますから、この期間までに債務者に交渉を行い、競売を取り下げてもらうことが必要となります。
「競売を取り下げても、支払は出来ない」という方もいると思いますが、その後任意売却を行い、債務を回収できれば競売を回避することが出来ます。
任意売却を行えれば、競売での売却と比べると高い価格で売却することが出来ますから、残っている住宅ローンに充てることができるでしょう。
また、任意売却であれば、引越などのスケジュール交渉も出来ますから、追い出されるという形ではなく、しっかりと予定を立てて引越しを行っていくことができることから、近所の方にも知られる心配も減ります。