自己破産後もクレジットカードを使う方法はあるのでしょうか?
残念ながら自己破産をするとクレジットカードが使えなくなります。
と言っても永久に使えなくなる訳ではありません。
一定期間使えなくなるだけです。
今すぐクレジットカードを使える方法はないの?
という方に朗報です!
以下では自己破産後もクレジットカードがなくてもクレジットカードと同様にネットショッピングもできる方法をご紹介します。
では、参りましょう!
自己破産後もクレジットカードを使う方法
自己破産後もクレジットカードは使う事ができるのでしょうか?
残念ながら自己破産をするとクレジットカードは使えなくなりますが、
デビットカードを作れば、クレジットカードのようにネットショッピングもできます。
もちろん、デビットカードでリアル店舗でもクレジットカードと同じようにショッピングが可能。
デビットカードについてはあとで詳しくご紹介しますね。
自己破産後にクレジットカードの代用カードを使う方法
自己破産後は、クレジットカードの代用カードとして「デビットカード」を使うと良いでしょう。
このデビットカードを使うと、様々なシーンでとても活躍してくれますよ。
デビットカードは、自己破産をした後でも作ることができるカードです。
デビットカードってどんなカード?
デビットカードは、クレジットカードと同じシステムを採用しています。
つまり、デビットカードの使い方はクレジットカードと同じ使い方で利用することができるということ!
支払い時は、クレジットカードのようにカードを出すだけで支払いができますよ。
見た目も機能も、クレジットカードにそっくりです。
デビットカードを利用すると、支払いと同時に銀行口座から代金がその場で引き落とされるため、翌月の支払いの心配は一切ありません。
それがデビットカードの最大の特徴です。
デビットカードとクレジットカードの違いは?
実は、デビットカードとクレジットカードの違いは決済方法の違いです。
デビットカード → すぐに払う
クレジットカード→ 後で払う
もっというと、
デビットカードでお買い物をすると、銀行口座から即時引き落とされる。
クレジットカードでお買い物をすると、銀行口座から翌月引き落とされる。
ということになります。
デビットカードの「一括即時決済」は、お財布からお金を出して支払いをする感覚と同じ決済方法です。
クレジットカードの「クレジット後払い」は、一旦クレジットカード会社が1ヶ月分まとめてお金を立替えて、次の月にまとめた立替え分を支払うと言う決済方法です。
つまり、デビットカードはクレジットカードと同じ利便性があるのに、支払い方法だけが違うと言うことです。
デビットカードは色んな店舗で使える
デビットカードには、銀行のキャッシュカードにデビットカード機能が付いた「J-Debit」の他に、VISA・JCB・MasterCardなどの国際ブランドと提携しているデビットカードがあります。
もし、ネットショッピングなどで利用したいなら、
デビットカードを発行する時に国際ブランドと提携したデビットカードを選択しましょう。
J-Debitは、ネットショッピングに利用することができませんのでご注意ください。
同じ国際ブランドのマークが入ったデビットカードなら、クレジットカードと同じように世界中の店舗で使用できます。
ちなみに私が利用しているのはMasterCardですが、VISAの方が使える店舗が多いように感じます。
デビットカード以外にもクレジットカードの代用できるカードがあります。
デビットカード以外のクレジットカードの代用できるカード
クレジットカードに代わるカードとその支払い方法は、以下の通りです。
- デビットカード
銀行口座からの即時決済型決済 - プリペイドカード
事前入金型決済 - 家族名義のクレジットカード
本人以外の家族名義のクレジット決済 - スマホ内のアプリ決済
銀行口座からの事前入金に限る
上記で紹介したカードや決済方法なら、いずれも本人の審査が必要ありません。
自己破産の手続き前でも、手続き中でも、自己破産後でも使えます!
デビットカードやプリペイドカードに至っては、
VISAやJCB、mastercardと言った国際ブランドが付いていると使えるお店もさらに増えます。
使い方もクレジットカードとほぼ変わりません。
ネットでの決済にも使える場合があるので、クレジットカードの代用になるでしょう。
スマホ内のアプリ決済は、銀行口座と紐付けしてチャージすれば、使い過ぎの防止にも役立ちます。
また、スマホ内のアプリ決済は、コンビニなどの少額の支払いには非常に便利ですね。
上手に使いこなせば、クレジットカードよりも安全により便利に生活を送ることができるでしょう。
デビットカードの作り方は?
デビットカードは、銀行口座を持っていれば作ることができます。
取引きのある銀行の窓口か、銀行のwebサイトから申し込みましょう。
ただ、自己破産をした時に対象となった銀行は取引ができません。
銀行口座がない場合、自己破産後でも銀行口座は作ることができますので、
その時に一緒にキャッシュカード一体型のデビットカードを作るといいでしょう。
年会費はベーシックカードのほとんどが無料です。
ですが、ランクの高いカードは年会費がありますので確認が必要です。
つまり、無料のデビットカードは持っていてもメリットしかないと言うことです。
自己破産後のクレジットカードはいつから使える?
では、自己破産をした後、いつからクレジットカードが使えるようになるのでしょう?
自己破産の免責決定から、信用情報機関のJICCとCICでは5年、KSCでは10年間クレジットカードが使えません。
その理由は、JICCとCICでは5年、KSCでは10年ブラックリストに載っているからです。
自己破産をするとクレジットカードは強制解約されているので、新たにクレジットカードを作らなければいけませんが、ブラックリストに載っている状態では、クレジットカードを新たに作ることはできません。
自己破産をした後、クレジットカードが使えるようになるには、各信用情報機関の信用情報に登録されている、事故情報が消えるのを待つほか方法はありません。
事故情報が解除(削除)されれば、クレジットが使えるようになります。
また、事故情報が解除されたことを知る方法は、
各信用情報機関の情報を開示して確認をします。
クレジットカード会社も、信用情報機関も、事故情報が解除になったことを知らせてくれたりはしませんから各自で確認をすることになります。
自己破産後のクレジットカードのポイントはどうなる?
自己破産をした後、クレジットカードが解約されるとクレジットカードに溜まったポイントはどうなってしまいのでしょうか?
クレジットカードに貯まったポイントは、カードが解約になると同時に消失します。
クレジットカードでのお買い物はポイントがたまるため、現金で買い物をするよりも断然お得感がありますよね。
ポイントが貯まるのを待ってまとめて使おうとしても、消失してしまったら残念です。
なので、クレジットカードに貯まったポイントは、できるだけ自己破産前に使い切るようにすると良いでしょう。
自己破産後もクレジットカードを使う方法のまとめ
自己破産後もクレジットカードを使方法のまとめです。
さて、自己破産後のクレジットカードの使用について説明をしてきました。
上記の内容をおさらいします。
- 自己破産後もクレジットカードを使える?
使えない - 自己破産後のクレジットカードは残せる?
残せない - 自己破産後にクレジットカードが使いたい場合の対処法?
デビットカード - 自己破産後はクレジットカードの代用カードを使うと?
様々なシーンで大活躍 - 自己破産後のクレジットカードはいつから使える?
免責決定から5年~10年間経ってから - 自己破産後のクレジットカードのポイントはどうなる?
カード解約と同時に消失
自己破産後にクレジットカードを使う方法は、残念ながらありません。
しかし!
デビットカードやプリペイドカードなど、
クレジットカードに代わるカードがあります。
無理にクレジットカードを作ろうとしなくても、安心安全にそして充分に使えるカードです。
自己破産をお考えの方は、債務整理の実績豊富な弁護士や司法書士に相談しましょう。
実績豊富な弁護士や司法書士事務所の方が適切なアドバイスをしてくれます。