過払い請求について
残念ながら「過払い請求」には時効があります。
そう、時効がくれば手続きをすれば戻ってくるはずのお金が戻ってこなくなるのです。
最近になってよく耳にするようになった「過払い請求」という名称。
司法書士事務所や弁護士事務所が力を入れているため、テレビコマーシャルや広告などで目にして過払い請求という名称は耳にしたことはあるけど、なんとなくしかわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、過払い請求とは何かということについてご紹介したいと思います。
金融機関からお金を借り入れる場合は、借り入れた金額に応じて金利が付加されるのが一般的。
借りたらお金には金利(利子)をつけて返さないといけない、それは誰でも知っていることですよね。
この金利、今でこそ法律の締め付けによって違法な金利で設定して貸し出しするところは少なくなりましたが、一昔前までは法律で定められている金利以上でお金の貸し出しをしているところが多かったのです。
つまり、本来支払う必要のなかった金利まで支払っている人がたくさんいるわけです。
そこで出てくるのが「過払い請求」です。
もしあなたがこの法律で定められている範囲外の金利を金融機関に支払ってしまっていた場合は、「法律によって返してもらうことができる」と定められているため、金融機関に返還請求することが可能となるわけです。
これが過払い請求です。
ただ、過払い請求は、法律の知識が必要になってくるため、弁護士や司法書士などの法律の専門家に依頼して過払い請求をしてもらうのが一般的。
自分で払い過ぎたという自覚がなくても、実際は払い過ぎているケースが非常に多くあるので、少しでも気になるようなら無料相談を利用して話しを聞いてもらうことをおすすめします。
過払い請求ができないケースとは?
明らかに違法金利で貸し付けを行っていた金融機関の場合は、証拠さえあれば過払い請求によってお金が返ってくる場合がほとんどですが、証拠が乏しい場合は法律の専門家に仲介してもらっても過払い請求でお金が返ってこない場合があります。
また、重要なことですが、「過払い請求」は、10年経過すると時効となり請求できなくなります。
また、借りていた金融機関が倒産した場合も請求した額がそのまま返ってこなくなる可能性が高くなりますので、「過払い請求」は、今すぐ行動を起こす方が得策でしょう。