離婚しなくても妻は財産を手放さなくてもよいが、注意点がある!
自己破産すると借金がチャラになるのはご存知の通りです。
しかし、自己破産することで所有する財産を手放す必要があります。
そこで出てくる疑問。
「自己破産すると妻の財産はどうなるの?」ということ。
この質問の答えに興味がある人はこのまま読み進めてください。
妻がコツコツと仕事で貯めた貯金、そして妻の父の遺産、これらも手放さなければいけないのでしょうか。
もしそうなると「離婚」という言葉も頭をよぎってくる、という人もおられるでしょう。
妻の財産は手放さなくて良い場合と、手放さないと行けない場合とでは自己破産後大きく変化することになりますので、この質問の答えはとても重要です。
さて、前置きはそれぐらいにします。
夫が自己破産をすると
妻である私の財産も手放さなければいけないのでしょうか?
答えはNO。
妻は財産を手放す必要はありません。
よかったですね。
民法第762条には「夫婦の一方が婚姻前から有する財産及び婚姻中自己の名で得た財産は、その特有財産(夫婦の一方が単独で有する財産をいう。)とする。」とあります。
早い話、妻が結婚前から持っている財産や妻が稼いだ財産は、手放す必要がないわけです。
しかし、問題が出ることもあります。
妻と夫が稼いだお金を1つの通帳で管理しているという場合などです。
この場合は、はっきりと妻の分がどれぐらいあるのか証明することが難しいため、少しややこしいことになってくるはずです。
それから注意しておきたいのが、変な小細工です。
過去2年間の通帳の動きなどを調べられることになりますので、自己破産をする準備として、夫の財産を妻名義に変更するなどはバレてしまします。
変な小細工により自己破産ができなくなります。
ご注意ください。
わたしの借金はどれぐらい減るの?
債務整理をすることで借金がどれぐらい減るのかを知りたい場合は、専門家に相談してみましょう。
お金をかけずに診断してもらいたい場合は、無料で診断してもらえる専門家もいますので、それらを上手く活用することが大切です。
また、相談する場合は、債務整理を得意とする弁護士や司法書士に相談しなければ、損してしまう場合があります。
債務整理に精通してない弁護士や司法書士だと、誤った判断をされることもあります。
交渉能力の低い弁護士や司法書士だと貸金業者に太刀打ちできずに、あなたが損してしまう場合もあるのです。
自己破産の体験談
消費者金融からお金を借り、結果自己破産しました。
私はどこにでもいる平凡な主婦ですが、以前自己破産を経験したことがあるので、その体験談を書きたいと思います。
私は結婚するまで正社員として働いておりましたが、結婚を機に家庭に入り、専業主婦として家事や子育てに専念することにしました。
夫からは毎月決まった生活費をもらっていて、生活するには充分すぎるほどの金額だったので、主婦として不満など全くありませんでした。
自分の洋服など欲しいものがあったら、その中から好きに買っていいよと言ってくれていたので、洋服や化粧品などもその生活費の中から購入していました。
私は当時さほど物欲もなく、ブランド物なども特に欲しいとは思いませんでした。
ところが、長男が幼稚園に入った頃からママ友との付き合いをしなくてはいけなくなり、特に通っていた幼稚園が私立の有名幼稚園だったので、毎日幼稚園に子どもを送って行くとすぐにお茶やランチに誘われるようになったのです。
それも、高級なレストランなどで食事をするためかなりのお金が毎回必要でした。
また、お茶やランチに行くだけとは言っても、どのママ友も素敵なワンピースを着てバッグも高級ブランドのものを持っていたので、私もあまりみっともない格好をしていくと長男が仲間外れになるのでは・・と思い、欲しくもない洋服やバッグを買って参加するようになりました。
最初のうちは夫からもらっているお給料で賄えていたのですが、だんだん購入する洋服やバッグの数が増えていき、単価も上がっていったので苦しい状態になっていきました。
私はそこで見栄を張るのをやめておけばよかったのでしょうが、やはり子どものためと思い、どうにかしてお金を用立てて購入しようという気持になっていったのです。
実家の両親に頼んでお金を少し貸してもらおうかとも思いましたが、年金暮らしですし心配をかけてもいけないと思ったので、コマーシャルで専業主婦でも貸してもらえる消費者金融から借りようと思いつきました。
全く収入がないにもかかわらずある程度のまとまったお金を貸してくれるというので私はスマホから10万円ほどの融資申し込みをしてみました。
夫にカードローンの申し込みをしたことがばれるのでは?とちょっと不安な気持ちがあったのですが、そういったことは全くありませんでした。
そうやってお金を何度も借りているうちにだんだん金銭感覚がマヒしていき、とうとう生活費からカードローンの返済ができなくなってしまったのです。
督促の電話などもかなり精神的に辛かったのであまり眠れなくなっていきました。
私はやはり専門家に相談してこの債務をどうにかするしかないと思い、司法書士さんの所へ行って相談することにしました。
すると、私個人に全く資産がないので自己破産して全ての債務を帳消しにするのはどうですかとアドバイスをもらえたので、私は司法書士さんに手続きをお願いすることにしました。
費用面も相談に乗ってくれるとのことだったので、藁をもすがる思いでした。
さすがにここまでくると夫に何も相談しないわけにはいかないと思ったので、全てを話し自己破産することを了承してもらいました。
自己破産したことが近所の人やママ友に知られたらどうしようという気持でとても不安だったのですが、そういったことは他人には全く知られないようです。
ただ、しばらくの間クレジットカードなどを作るのは無理なのと、ある程度海外へ行くのを制限されるようです。
その後私は子どもを公立幼稚園に転園させ、煩わしかったママ友とのつきあいもなくなりました。
どうしてあんなに見栄を張ってママ友との付き合いを続けていたのかと思うと、とても情けない気持ちでいっぱいです。
もし、借金でどうしようもなくなって一人で悩んでいる人がいたら、ぜひ専門家に相談してみることをオススメしたいです。
一人で悩んでいても解決することはありません。
きちんと専門家に相談して解決することをオススメします!
弁護士や司法書士に相談したいけど・・・
あなたは、次のような心配はありませんか?
・じっくりと相談できる時間がない ・債務整理する手持ちのお金がない ・何を聞かれるか不安 |
ここに1つでも当てはまるなら、
「借金の減額診断」ツールを使ってみましょう。
あなたの借金は、法律の力で減額できるのか?
この答えを知ることができます。
また、具体的に知りたいことがある場合は、質問もOK。
さあ、これであなたは、解決に向けて1歩前進!