債務整理をする人は「クズ」なのでしょうか?
いえいえ、債務整理をすることは「クズ」ではありません。
しかし、世の中には、債務整理をする人は借金を返済できない「クズ=ダメな人」といった言う人もいます。
どうやら、世の中には偏ったイメージが先行している傾向があるようです。
これから債務整理をしようとしている方の中には
次のような疑問や不安を持つ人もいるのではないでしょうか?
「債務整理をすることはクズなのか?」
「債務整理をする人はダメな人?」
そこで、ここでは債務整理についての不安や疑問、誤解を解き、正しい情報をお伝えしたいと思います。
なぜ、債務整理することはクズではないのか?
債務整理により、再スタートができて、その後大成功した人もいます。
例えば、第45代アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプもその1人。
これは、アメリカの話だけではありません。
日本人の成功者にも過去に自己破産した人が沢山いますので、興味のある人は調べてみると良いでしょう。
大きな失敗をするという人は、大きな成功をする人でもあります。
むしろ、なんの失敗もしない人は、なんのチャレンジもしなかった人なのではないでしょうか?
チャレンジぜずに大きな成功はありません。
そう考えると、債務整理をしたからと言って、その人がクズだとは言えないはずです。
債務整理は、借金問題から抜け出すための法律に基づいた手続きのこと言います。
この手続きは、返済する意志があるのに返済が難しい場合、法律によって借金問題を解決できる手段なので、何も恥じるものではありません。
任意整理の場合は、貸金業者との合意の下で減額をする手続きです。
自己破産や個人再生は、破産法や民事再生法といった法的手続きにより免責や減額が行われます。
このように、貸金業者との合意や法的承認による手続きなので、
債務整理をしたからといって「クズ」呼ばわりをされる筋合いはありません。
債務整理をする理由によってはクズの人もいる!
最初から債務整理をするつもりで、借金をするような人はクズなのではないでしょうか。
最初から返済する意思がなく借金をするような人は、最低の人だといえます。
人の恩をなんとも思わないような人の場合は、クズだと言っても良いのではないでしょうか。
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債務整理の種類と特徴
借金救済措置である、債務整理には種類があります。
債務整理は大きく分けて、任意整理、個人再生、自己破産の3種類の手続き方法があります。
債務整理の種類とその手続き内容を確認しましょう。
任意整理
任意整理は債務整理の中でも、最も多く利用される手続です。
債務整理のおよそ70%~80%が任意整理の手続きともいわれています。
任意整理は、裁判所を通すことなく債権者(貸金業者)と任意に交渉し、借金の減額や支払い猶予を求める手続きです。
減額された後の元本を3~5年かけて返済します。
任意整理は裁判所を通す必要がないため、債務整理の中では比較的早く手続きが完了する特徴があります。
弁護士や司法書士に依頼することで、家族や職場に知られることなく手続きを進めることも可能です。
個人再生
個人再生は、民事再生法に基づき、裁判所に再生計画の承認をもらうことで、借金額を5分の1~10分の1まで減らすことができる手続きです。
5,000万円以下の借金を抱えている人が利用できます。
減額された後の元本を3~5年かけて返済します。
個人再生では住宅ローン特例を利用することで、自宅を残したまま手続きができるという特徴があります。
また、個人再生手続きでは、借金の理由が問われないこともメリットの一つです。
自己破産
自己破産は、破産法に基づき、裁判所に破産申立てをすることで、借金の返済を免除してもらう手続きです。
免責許可が認められれば、借金の返済義務がなくなり、全ての借金がなくなります。
借金が全額免除されるため、生活の立て直しができるという点は、自己破産の最大の特徴と言えます。
ただし、一定金額以上の価値がある財産を持っている場合は、手放すことになります。
債務整理のメリット・デメリット
債務整理をするうえでメリット・デメリットを知っておくことは、非常に大事なことです。
債務整理のメリット
- 毎月の返済が減る、または0円になる
- 経済的な余裕ができる
- 精神的な余裕ができる
- 専門家に依頼をすると取り立てが止まる
債務整理のデメリット
まとめ
債務整理をする人は「クズ」なのか?
という誤解は解けたでしょうか?
債務整理は返済に困ったときの「手続」です。
なので、債務整理をすることは「クズ」ではありません。
クズなのは、債務整理をしたら再スタートできるのに、それをしない人の方かもしれません。
再スタートをして成功すれば、迷惑をかけた人に恩返しすることができます。
それにチャレンジしないという人の方がクズとも言えるのではないでしょうか。
債務整理は返済に困ったときに使える制度なので、困ったら活用しましょう。
その制度を上手く活用できるかは、弁護士や司法書士といった法律の専門家の選び方次第でしょう。
もし、債務整理の相談先を探しているのであれば、債務整理を専門的に取扱う弁護士や司法書士を選ぶことがとても重要です。
そして、実績の豊富な事務所を選べば、さらに安心です。